筆写のススメ
昨日は、仙台文学館で小説家講座を受けてまいりました。
今月の講師は、ミステリ評論家の茶木則雄先生です。テーマは「自分に合った新人賞を選ぶには」。
帰りたくない! 神楽坂下書店員フーテン日記 (知恵の森文庫)
- 作者: 茶木則雄
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
こうすることで、文章を書くルールとノウハウ(改行したら一文字下げることとか、句読点を打つタイミングとか、漢字とカナのバランスとか)一通り身に付くといいます。
文学賞の選考員を多く務められている茶木先生いわく、応募作品の良し悪しは、一目見たときの字面でだいたいわかるそうです。
正しいルールで文章が書かれ、適切な改行と段落分けがなされていて、漢字がバランスよく開かれていることがまず第一であって、これが出来ていなければ、内容も推して知るべしということになるんですね。
選考の仕事をされるときは、下読みのギャラは一本5000円だそうなので、もし添削・指導してほしい場合は5000円くれればしてあげますよ、と冗談まじりにおっしゃってました。
まぁいきなり送りつけるのはアレですけど、とにかく書いて応募することがいちばん大事なことなんですね。
文学賞の応募総数は、小説すばる新人賞で1200本ぐらい、江戸川乱歩賞やこのミス大賞が300本ぐらいなので、宝くじに当たる確率よりは高いわけですね。
んで、宝くじが買わなければ当たらないのと同じく、文学賞も応募しなくちゃ獲れないわけですから、とにかく書いて応募することが何より大事です。
投稿前に自分でいじくるより、選考員や編集者に見てもらってからの直しの方がはるかに大きいですしね。
講座の後は、仙台の冬の風物詩である光のページェントを見ながらの懇親会もあり、こちらでもたいへん楽しいお話を聞かせていただきました。
今回は、二次会までぼくが幹事をつとめさせていただいたのですが、はしゃぎ過ぎたせいか風邪をひいたらしく、ちょっと熱があるので今日はこのぐらいに。邦画オールタイムベストテンの集計もあるし。うう。