お茶の間にSMを

フジテレビの27時間テレビで、にしおかすみこがネタをできずに泣いてしまった、というのが話題になってますね。


痛いニュース(ノ∀`) : にしおかすみこ、27時間テレビで大失態 「ネタできず涙」に批判噴出 - ライブドアブログ


痛いニュース」的には、女性が泣くのはそれだけで許せないらしいので叩かれまくってますが、これはにしおかすみこというタレントを理解していないからですね。


彼女は、本当はお笑いじゃないんですよ。


あれはSMショーなんです。

何様のつもり (角川文庫)

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かつてナンシー関の慧眼は、正司敏江・玲児どつき漫才を、

「お笑い」というオブラートに包んで、お茶の間にSMを送り続けていた

と見抜きました。


にしおかにしてもそうで、彼女は女王様キャラで売り出したのですが、好事家の間では、どう見ても極上のドM女である、とかねてより言われていたものです。


「ロンドンハーツ」あたりでそのMキャラは浸透してきましたが、「SでもなんでもないM女に女王様の格好をさせて、”おまえなんか女王様じゃない”とよってたかって責めて泣かせる」という高度すぎるコンセプトのSMがテレビで堂々と放送されているのだから、さすが日本はヘンタイ先進国だと思わされますね。


SMというフィルターを通してお笑いを見ると、見えてくるものもあります。


タカダ・コーポレーションとか、山陽ピッツァとか、巨漢+小柄な女性という組み合わせのコンビはよくありますが、たいてい、女がハードなツッコミを入れて笑いを取るスタイルです。まぁ当たり前ですけどね。巨漢が女の子をいじめるのなんて見てらんないから。


でも、裏へ回ったらSとMが反対になってたりするんじゃないか、という妄想は止められない。

舞台にて
女:「なに言うてまんのや、この泥亀!(ビシ!)」
男:(おどけた顔で)「ぎゃふん」
司会:「はい、○○&××のお二人でしたー」
観客:パチパチ(拍手)


楽屋にて
女:「…お、お疲れ様でした」
男:(表情が変わる)「おい、さっきのツッコミはなんだ」
女:「…は、はい」
男:「打ち合わせのとき、俺は”思いっきりやれ”って言ったよな。あれが思いっきりか?」
女:「…はい。思いっきりやりました」
男:バーン!(壁を叩く音)
女:「ひっ…」
男:「思いっきりってのはこういうのを言うんだよ!」バンバン(さらに叩く)「なんで俺の言ったとおりやらねえんだ!」
女:「ご、ごめんなさい。だって、そんなに強く叩いたら、あなたが痛いかと思って…」
男:(女の髪をつかむ)「痛いかと思って、だぁ? お前、いつから俺の心配ができるほど偉くなったんだ!」(女のほっぺをぴちゃぴちゃ叩く) 
女:「あぁん、髪をつかむのはやめてぇ」
男:「お前はよけいなこと考えないで、俺の言ったとおりにやればいいんだよ! わかったか!」
女:(とろーんとした目つきで)「は、はい。これからはあなたの言ったとおりにします。だから、だからお願い。捨てないでください」
男:(急に優しくなり、髪を放して女のほっぺを撫でる)「よしよし、いい子だ。心配するな、お前を捨てたりなんかするもんか」
女:「あぁん、うれしいですぅ」
男:(女の手を握って愛撫しながら)「それにな、お前のこの柔らかくて可愛い手で叩かれて、俺が”痛い”なんて言うはずないだろ?」
女:「わ、わかりました。今度はもっと思いっきりやります。…だ、だから早く…」
男:(ニンマリした表情で)「なんだ、ご褒美が欲しいのか。ここでか? しょうのない子だ…」

(以下自粛)

…なんの話をしてたんだっけ。