今月の告知
講座の告知しか書かないブログになってしまったのは心苦しいところですが、何はともあれ8月の告知です。
せんだい文学塾
川本三郎(かわもと・さぶろう)先生
1944年東京都出身。週刊誌記者を経て、1977年『朝日のようにさわやかに』で文筆家としてデビュー。映画・文芸・都市など幅広いジャンルで活躍し、1991年には『大正幻影』によりサントリー学芸賞、1997年には『荷風と東京「断腸亭日乗」私註』により読売文学賞・評論・伝記賞、2003年には『林芙美子の昭和』により毎日出版文化賞と桑原武夫学芸賞、2012年には『白秋望景』により伊藤整文学賞評論部門を受賞した。
2017年現在、サントリー学芸賞の選考委員をつとめている。
- 作者: 川本三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/05/26
- メディア: 単行本
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- 会場:いぶきエステート貸会議室(〒980-0021 仙台市青葉区中央三丁目6番22号 駅前のぞみビル5F)http://www.ibuki-sendai.co.jp/nozomi.html
※今月は通常月とは会場が異なります
- 定員:65名(先着順、定員に達ししだいしめきり)
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL080-6013-5008
- 講座公式サイト:https://sites.google.com/site/sendaibungakujuku/
山形小説家・ライター講座
穂村弘(ほむら・ひろし)先生
1962年、北海道生まれ。上智大学文学部英文学科卒。
1986年に連作『シンジケート』で角川短歌賞次席。1989年に第一歌集『シンジケート』(沖積舎)を、1992年に第二歌集『ドライドライアイス』(沖積舎)を刊行。90年代のニューウェーブ短歌運動を推進する。2000年に歌書『短歌という爆弾−今すぐ歌人になりたい人のために』(小学館)、2002年には初のエッセイ集『世界音痴』(小学館文庫)、第二エッセイ集『もうおうちへかえりましょう』(同)を刊行し、エッセイストとしても高い評価を受ける。2008年、短歌論『短歌の友人』(河出書房新社)で伊藤整文学賞を受賞。2017年には『鳥肌が』(PHP研究所)で講談社エッセイ賞を受賞した。現在の歌壇において、もっとも注目される歌人の1人である。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 会場:遊学館(山形県立図書館)3階研修室 http://www.gakushubunka.jp/yugakukan/
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:山形小説家・ライター講座 事務局 sakka.naro@r7.dion.ne.jp
- 講座公式サイト:http://bungei.pixiv.net/yamagatakouza(※さくらんぼテレビからピクシブに引っ越しました)
この講座について
- 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、進行や雰囲気はほぼ共通しています。
- ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
- 「山形小説家・ライター講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
- 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
- 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
- プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。すでに本を出されている方も歓迎します。
- 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
- 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
- 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。
今月の告知
とうとう前回の更新から一ヶ月以上も空いてしまいましたが、何はともあれ今月の告知です。
せんだい文学塾
辻原登(つじはら・のぼる)先生
1945年和歌山県生まれ。1990年に「村の名前」で芥川賞、99年『飛べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞、2010年『許されざる者』で毎日芸術賞、11年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞を受賞し、紫綬褒章を受章。同年、神奈川近代文学館館長・理事長に就任。13年『冬の旅』で伊藤整文学賞を受賞。16年には日本芸術院賞・恩賜賞を授与された。
- 作者: 辻原登
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 講座テーマ:「文学は必要か? 必要ない」
- 会場:いぶきエステート貸会議室(〒980-0021 仙台市青葉区中央三丁目6番22号 駅前のぞみビル5F)http://www.ibuki-sendai.co.jp/nozomi.html
※今月は通常月とは会場が異なります
- 定員:65名(先着順、定員に達ししだいしめきり)
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL080-6013-5008
- 講座公式サイト:https://sites.google.com/site/sendaibungakujuku/
※通常月は、前半では受講生から提出されたテキストの講評、後半はテーマに沿ったトークショーという形で進行しますが、今月は辻原先生のご希望により、テキスト講評はなしで、テーマについての講演がメインとなります。
山形小説家・ライター講座
- 7月23日(日)14時〜16時開講
- 講師:黒木あるじ(怪談作家)
- 作者: 黒木あるじ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2017/05/29
- メディア: Kindle版
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- 司会:深町秋生(このミス大賞作家)&吉村龍一(小説現代長編新人賞作家)
- 会場:遊学館(山形県立図書館)3階研修室 http://www.gakushubunka.jp/yugakukan/
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:山形小説家・ライター講座 事務局 sakka.naro@r7.dion.ne.jp
- 講座公式サイト:http://bungei.pixiv.net/yamagatakouza(※さくらんぼテレビからピクシブに引っ越しました)
この講座について
- 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、進行や雰囲気はほぼ共通しています。
- ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
- 「山形小説家・ライター講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
- 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
- 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
- プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。すでに本を出されている方も歓迎します。
- 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
※今月の「せんだい文学塾」のみ、テキスト講評なしの変則講座となります
- 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
- 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。
今月の告知
「映画ベストテン」の続きをやる、と言いつつ諸事情により作業が停まっておりますが、それはそれとして、毎月恒例の告知です。
せんだい文学塾
- 6月17日(土)16時開場、16時30分〜18時30分開講
※通常月より一週早めの開講となります
- 作者: 東山彰良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/05/11
- メディア: 単行本
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- 講座テーマ:「小説の効用」
- 会場:仙台文学館(仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
- 定員:90名(先着順、定員に達ししだいしめきり)
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL080-6013-5008
- 講座公式サイト:https://sites.google.com/site/sendaibungakujuku/
山形小説家・ライター講座
夢枕獏(ゆめまくら・ばく)先生
作家、1951年1月1日、神奈川県生まれ。 東海大学文学部日本文学科卒。 1977年に作家デビュー。
以後、『キマイラ』『サイコダイバー』『闇狩り師』『餓狼伝』『大帝の剣』『陰陽師』などのシリーズ作品を発表。 1989年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、1998年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞。同作で2012年に吉川英治文学賞を受賞。
漫画化された作品では、『陰陽師』(漫画 岡野玲子)が第5回手塚治虫文化賞、『神々の山嶺』(漫画 谷口ジロー)が2001年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をそれぞれ受賞。
映画化された作品に『陰陽師』『陰陽師2』(東宝)、『大帝の剣』(東映)などがある。
新・餓狼伝 巻ノ三 武神伝説編 (FUTABA NOVELS)
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/04/20
- メディア: 新書
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- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:山形小説家・ライター講座 事務局 sakka.naro@r7.dion.ne.jp
- 講座公式サイト:http://bungei.pixiv.net/yamagatakouza(※さくらんぼテレビからピクシブに引っ越しました)
この講座について
- 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、進行や雰囲気はほぼ共通しています。
- ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
- 「山形小説家・ライター講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
- 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
- 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
- プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。すでに本を出されている方も歓迎します。
- 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
- 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
- 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。
コマイぬ よみ芝居「あの日からのみちのく怪談」東京公演・女川公演
渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉の通販/東北怪談同盟/黒木 あるじ - 小説:honto本の通販ストア
ぼくも一篇寄稿した『渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉』が、昨年に続いて、「コマイぬ」さんによる朗読劇として上演されます。
https://www.comainu.com/next-1/
東京公演
- 於 喜運寺(文京区)
- 2017/6/11(Sun) 13:00−/17:00− (開場は開演の30分前)
- 【料金】前売/当日共通 ¥2,000
※小学生以下無料
- 【予約】カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/michinoku2017
- 【会場】
〒112-0001
東京都文京区白山2-10-3
・都営三田線「春日」駅より徒歩11分
・東京メトロ南北線「後楽園」駅より徒歩13分
【コマイぬよみ芝居】
— 芝原弘@黒色綺譚カナリア派/コマイぬ (@shibahara164) 2017年5月14日
「あの日からのみちのく怪談」喜運寺公演
日時:6月11日(日)13:00−/17:00−(開場は開演の30分を予定)
於:喜運寺(文京区白山2-10-3) ※都営三田線「春日」駅より徒歩11分
料金:前売/当日共通 ¥2000(小学生以下無料)
女川公演
- 於 照源寺(女川町)
- 2017/6/25(Sun)14:00− (開場は開演の30分前)
- 【入場無料】
- 【会場】
〒986-2231
宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜字門前62
【助成】
アーツエイド東北・芸術文化支援事業
【コマイぬよみ芝居】
— 芝原弘@黒色綺譚カナリア派/コマイぬ (@shibahara164) 2017年5月14日
「あの日からのみちのく怪談」女川公演
日時:6月25日(日)14:00開演
(上演時間は90分を予定) 於:照源寺(女川町浦宿)
入場無料
詳細 https://t.co/MYKJ93GiUc
【デザイン】
EPIGONEN
【協力】
有限会社荒蝦夷 東北怪談同盟 青年団 レトル うさぎストライプ ぷろだくしょんバオバブ さっちんたい 虹艶Bunny キコ/qui-co. 南慎介 石巻かほく 黒色綺譚カナリア派
【問い合わせ】
コマイぬ
090-4041-8168
info@comainu.com
※昨年の、宮城公演のもようはこちら
どうぞよろしくお願いいたします。
「震災と文学――危機の時代に」
もろもろお世話になっている(有)荒蝦夷さんからのご案内で、きょうも告知です。
新緑の美しい季節となりました。
本年度の東北学院大学地域共生推進機構連続講座「震災と文学――危機の時代に」(企画・コーディネート/荒蝦夷)についてご案内申し上げます。
第1回(6月2日)は講師に赤坂憲雄氏を、第2回(6月30日)は講師に熊谷達也氏をお迎えします。
どなたでも無料で受講できますので、ぜひお越しください。■6月2日(金)18:00〜19:30
赤坂憲雄(学習院大学教授、福島県立博物館館長、遠野文化研究センター所長)
「東北独立文学論」
あかさかのりお◎。1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。著書に『岡本太郎の見た日本』(岩波書店、第17回ドゥマゴ文学賞、第58回芸術選奨文部科学大臣賞、第58回河北文化賞、第13回宮澤賢治イーハトーブ賞)、『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』(講談社学術文庫)、『東西/南北考 いくつもの日本へ』(岩波新書)、『東北知の鉱脈』『福島へ/福島から 赤坂憲雄エッセイ集 福島民報〈日曜論壇〉2004〜2013』(共に荒蝦夷)、『震災考 2011.3-2014.2』(藤原書店)、『東北学/もうひとつの東北』(講談社学術文庫)など。
- 作者: 赤坂憲雄,三浦佑之
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2017/04/25
- メディア: 単行本
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■6月30日(金)18:00〜19:30
熊谷達也(作家)
「〈仙河海シリーズ〉第1期を書き終えて」
くまがいたつや◎1958年、宮城県仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。『ウエンカムイの爪』(第10回小説すばる新人賞)、『漂泊の牙』(第19回新田次郎文学賞、共に集英社文庫)、『邂逅の森』(文春文庫、第17回山本周五郎賞、第131回直木賞)のほか、東日本大震災後の架空のまちを描く「仙河海市」シリーズに『リアスの子』(光文社文庫)、『微睡みの海』(角川文庫)、『ティーンズ・エッジ・ロックンロール』(実業之日本社)、『潮の音、空の青、海の詩』(NHK出版)、『希望の海 仙河海叙景』(集英社)、『揺らぐ街』(光文社)、『浜の甚兵衛』(講談社)、『鮪立の海』(文藝春秋)がある。
- 作者: 熊谷達也
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/03/04
- メディア: 単行本
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(以下、共通です)
- 会場/東北学院大学 土樋キャンパス ホーイ記念館ホール(地階)
- 受講料/無料(どなたでも受講できます)
今月の告知
さて、毎月のことですが、「せんだい文学塾」と「山形小説家・ライター講座」の告知です。
せんだい文学塾
熊谷達也(くまがい・たつや)先生
1958年宮城県出身。東京電機大学理工学部卒業。仙台市在住。関東で中学校の数学教師を8年つとめた後、宮城県に帰って保険代理店業のかたわら執筆を開始。
1997年に『ウエンカムイの爪』で小説すばる新人賞を受賞し、小説家としてデビュー。
2000年には『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞を受賞。2004年には、『邂逅の森』(『相克の森』『氷結の森』と並ぶマタギ三部作の第二部)で、第17回山本周五郎賞と第131回直木賞を、史上初めてのダブル受賞。
『荒蝦夷』『光降る丘』『烈風のレクイエム』など東北・北海道の風土に根ざした作風で知られ、『七夕しぐれ』『いつかX橋で』など、仙台を舞台にした作品も多い。
また、オートバイ愛好家としても有名であり、自らロックバンド「K'z」を率いてギターを演奏するなど、幅広く活動している。
東日本大震災以降は、『リアスの子』『微睡みの海』『浜の甚兵衛』など「仙河海市」を舞台にしたシリーズを発表しており、最新作は3月に発売した『鮪立の海』。
- 作者: 熊谷達也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/03/28
- メディア: 単行本
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- 講座テーマ:「震災後の文学〜仙河海サーガ第一期を終えて」
- 会場:仙台文学館(仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
- 定員:90名(先着順、定員に達ししだいしめきり)
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL080-6013-5008
- 講座公式サイト:https://sites.google.com/site/sendaibungakujuku/
山形小説家・ライター講座
あまいゆびさき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA ミ 15-2)
- 作者: 宮木あや子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: 文庫
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- 会場:遊学館(山形市緑町1-2-36) 3F研修室 http://www.gakushubunka.jp/yugakukan/
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:山形小説家・ライター講座 事務局 sakka.naro@r7.dion.ne.jp
- 講座公式サイト:http://bungei.pixiv.net/yamagatakouza(※さくらんぼテレビからピクシブに引っ越しました)
この講座について
- 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、進行や雰囲気はほぼ共通しています。
- ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
- 「山形小説家・ライター講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
- 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
- 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
- プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。すでに本を出されている方も歓迎します。
- 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
- 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
- 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。
対決映画ベストテン:結果発表
3月29日〜4月29日まで募集した「対決映画ベストテン」には、多くの投票をいただきまして、ありがとうございました。
今回は「タイトルに対決する両者の名前が明記されている」というルールの縛りがキツかったのか、応募者は31名、挙げられた映画122タイトルと少な目にとどまりましたが、その分、練りに練った投票が目につき、おおいにうならされました。
また、今回も集計作業は全面的に破壊屋さん(http://hakaiya.hateblo.jp/)に頼ることになりました。ITにうといワスにとって、破壊屋さんのスキルは魔法にひとしいほどです。近いうちに、手作りのニューヨークチーズケーキでもごちそうしたいと思っております。
では結果を、1位からドーンと発表していきます!
1位:フレディVSジェイソン 78.5点 得票数14
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: DVD
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2位:ガメラ2 レギオン襲来 64点 得票数11
ガメラ2 レギオン襲来 大映特撮 THE BEST [DVD]
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2016/07/22
- メディア: DVD
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3位:ルパン三世 ルパンVS複製人間 59.5点 得票数12
- 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
- 発売日: 2008/12/03
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4位:県警対組織暴力 57.5点 得票数9
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2015/05/13
- メディア: Blu-ray
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5位:スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 54点 得票数9
スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/05/09
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6位:キングコング対ゴジラ 51.5点 得票数8
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2016/06/15
- メディア: DVD
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7位:片腕カンフー対空とぶギロチン 51点 得票数7
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: DVD
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8位:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 50点 得票数7
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー MovieNEX(期間限定) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2018/04/04
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9位:フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 49点 得票数7
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ [東宝DVD名作セレクション]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2015/07/15
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10位:エイリアンVS.プレデター 45.5点 得票数7
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)
- 発売日: 2012/07/18
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「ホラー映画としてはダメ」と言われることもある『フレディVSジェイソン』ですが、バトル映画としての出来は完璧で、今回は1位を獲得。不死身のジェイソンにも「弱点は水」という設定が加わり、火が弱点のフレディと好対照をなしたのも印象深かったです。
今回の企画では怪獣映画が強いだろう、と誰もが予想していたところですが、このジャンルでは『レギオン襲来』が今回は2位入賞、ジャンル最上位となりました。昭和・平成の両ガメラシリーズでは『イリス覚醒』が12位、『大怪獣空中決戦ガメラ対ギャオス(昭和)』が23位、『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』が49位、『ガメラ対大悪獣ギロン』『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』が60位、『ガメラ 大怪獣空中決戦(1995)』が104位(なお、タイトルにガメラしか名前が出ていないので本来はルール違反)となりました。
『ルパン三世』では、ルール上『カリオストロの城』にも投票可能だったのですが、そちらは得票数2の15.5点にとどまり、『複製人間』がランクイン。カリオストロの影に隠れがちだった本作も、マモーの強烈なカリスマ性もあって根強い人気を誇っています。
東映実録路線の中でもソリッドな内容で単体人気の高い(『仁義なき戦い』シリーズは票の割れがいつも深刻である)『県警対組織暴力』は、ぐっとくるタイトルの訴求力もあって上位ランクイン。
『スコット・ピルグリム』の邦題は、公開当時はとやかく言われましたが、まぁ内容を考えればストーリーにもテイストにも合ってるのでいいとしましょう。
ゴジラシリーズは最も票の割れが目立ち、12本もの作品に投票が分散しましたが、対決映画のはしりといってもいい『キングコング対ゴジラ』が最上位となりました。
11位から下は、こんな結果になっております。
- 11 位 マジンガーZ対暗黒大将軍 42.0
- 12 位 ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 36.5
- 13 位 貞子vs伽椰子 34.0
- 14 位 座頭市と用心棒 33.0
- 15 位 モスラ対ゴジラ 32.5
- 16 位 モンスターVSエイリアン 29.5
- 16 位 ゴジラVSメカゴジラ(1993) 29.5
- 18 位 ゴジラVSビオランテ 24.0
- 19 位 ゴジラ対ヘドラ 20.0
- 20 位 続・夕陽のガンマン(※原題は『善玉、悪玉、卑劣漢』) 19.5
- 21 位 カウボーイ & エイリアン 19.0-
- 21 位 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 19.0
- 23 位 ドラゴン×マッハ! 16.0
- 23 位 マジンガーZ対デビルマン 16.0
- 23 位 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 16.0
- 26 位 プレスリーVSミイラ男 15.5
- 26 位 ルパン三世 カリオストロの城 15.5
- 26 位 ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 15.5
- 29 位 ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 14.5
- 30 位 ドラえもん のび太と鉄人兵団 13.5
- 31 位 バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生 11.5
- 31 位 フランケンシュタイン対地底怪獣 11.5
- 31 位 ピープルVSジョージ・ルーカス 11.5
- 34 位 サイボーグ009VSデビルマン 11.0
- 34 位 ルパン三世vs名探偵コナンTHEMOVIE 11.0
- 34 位 アナと雪の女王 11.0
- 37 位 Bisキャノンボール(※本来はルール違反だが、キャッチコピーは「AV監督vsアイドル」) 10.0
- 37 位 ヒート(※ルール違反)) 10.0
- 37 位 ゴジラvsキングギドラ 10.0
- 37 位 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 10.0
- 41 位 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 9.0
- 41 位 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 9.0
- 41 位 ゴジラ×メカゴジラ(2002) 9.0
- 41 位 ダーティーハリー(※ルール違反) 9.0
- 45 位 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 8.5
- 45 位 ゴジラVSモスラ(1992年) 8.5
- 47 位 ダークナイト(※ルール違反) 8.0
- 47 位 007 ゴールドフィンガー 8.0
- 49 位 ガメラ対宇宙怪獣バイラス 7.5
- 50 位 ルパン三世 GREEN vs RED 7.0
- 50 位 ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状! 7.0
- 50 位 フランケンシュタインと狼男 7.0
- 50 位 クレイマー、クレイマー 7.0
- 50 位 殺し屋チャーリーと6人の悪党 7.0
- 50 位 ゴジラ対メカゴジラ(1974) 7.0
- 50 位 ウエスタン(※ルール違反) 7.0
- 50 位 北国の帝王(※ルール違反) 7.0
- 50 位 メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス 7.0
- 50 位 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!! 7.0
期待どおりに、偏差値の低そうな、精神年齢の低そうなランキングができあがりました。その中で50位に入賞した『クレイマー、クレイマー』が放つ異彩は強烈なものがありますね。原題も『Kramer vs Kramer』で、今回のルールにはばっちり適合しているんですけどね。
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というわけで、しばらくこのテーマで遊びますので、よろしくお付き合いください。